RuiAuden

サムシング・イン・ザ・ダートのRuiAudenのレビュー・感想・評価

3.5
「ロサンゼルスという街(夢)に敗れた者たち」が陰謀論に接近、徐々に道を踏み外してゆく様を描いた本作の手触りは『アンダー・ザ・シルバーレイク』『コリアタウン殺人事件』等のそれに非常に近く、本人たちがその「夢敗れし者たちの墓場・ロサンゼルス」の魔力を半分自覚しているようなところが尚更に切ない。作りとしてはモキュメンタリー的構成が世界観の底上げに貢献している。
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