バビヤールと合わせて観れる映画探して、フィルマの評価高かったし、原発のこと勉強したくて見てみたら、めちゃくちゃ良かった！見て正解！
朝早くて眠かったけど寝なかった。
難しい内容を図とか使って分かりやすく説明してくれていて、樋口裁判長の言葉も分かりやすい！！
裁判官が仕事抱えすぎてる話や異動の話、元々文系の人が多いので理系の話しは弱くて結局委員会の意見に従う形になってしまう話とか、率直に語ってくれていた。
「独立の気概」
どの職業人でもプロ意識と独立の精神は必要なんじゃないかと樋口裁判長のお言葉を聞いて感じた。こんな裁判官がいたことが日本の誇りだと思う。
それにしても本当に偉い人は謙虚だなと最近つくづく感じる。
パワフルな弁護士さん現れたと思ったら扱ってきた事件に異色の経歴持ってるし、本作のプロデューサーでもあった！
合わせてクリーエネルギーの話も両輪で語ってくれている所が説得力あった。（自分も原発は反対なので）
有機農業にこだわって消費者に安全な食べ物を誇りを持って届けてきたのに、東北の大震災でほうれん草が被曝した時のショックは想像を絶する。日本の農業も頑張ってるし、自給率上げるためにももっと政府はバックアップしていかないといけないと思うし、国民も安さに走ってはいけないと感じた。食は生きる糧で、安心安全が全てだ。
原子力安全規則のいい加減さも怖い。
結局政治と経済の繋がりやん。
あと、本題とは関係ないけど、樋口裁判長が定年後色々活動されている様子を見て、定年が延長されたらもっと（孫の子守とかも含めて）社会で活動する余裕のない社会になるだろうなと感じた。
判決文抜粋
「たとえ本件原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土と、そこき国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失であると当裁判所は考えている。
また、被告は、原子力発電所の稼働がCO2削減に資するもので環境面で優れている旨主張するが、原子力発電所でひとたび深刻事故が起こった場合の環境汚染はすさまじいものであって、福島原発事故は我が国始まって以来最大の公害、環境汚染であることに照らすと、環境問題を原子力発電所の運転継続の根拠とすることは甚だしい筋違いである。」
