欲望まみれの地獄絵図！

100年閉鎖されていた劇場に来た9人の男女が次々に殺されていくジャーロ×オカルトホラー。主人公のオッサンとその婚約者のキムは良いとして、主人公の元妻とその夫もいるのが…🤔だし、キムの浮気相手まで参加。更には主人公の妹（レズ）の彼女はキムを狙ってるという狂った人間関係がサイコー！

しかも主人公は娘とキスしたり近親相姦的な雰囲気も出しつつ、娘は娘で普通に彼氏と一緒に参加してるっていう…。こいつらどうなってんの？😅更に主人公は元妻にまで手を出し始めるし、場所が呪われてるとか言う前に人間関係が地獄過ぎ！そして誰が招待したのかもわからない謎の人物まで紛れ込んでくる。途中まで誰もそいつに何の指摘もせずに普通に参加しちゃってるの笑う🤣

『オペラ座の怪人』と『そして誰もいなくなった』を組み合わせ、超常現象要素を加えた作品として評価されてるらしい。確かにその通りで、ほっといても殺人事件くらい起こるんじゃない？ってくらいにギスギスした9人が謎の力によって劇場に閉じ込められ、仮面殺人鬼によって1人ずつ処されていく…って感じのお話。

実はこの劇場は100年前にもおんなじような皆殺し事件が起こったために閉鎖されていたもの。そんなとこに何でわざわざ来るの？って感じだけど、その劇場を相続した主人公の婚約祝い…みたいな感じで開くことに決めたらしい…全く腑に落ちない理由！私ならそんなとこ速攻売るけどね😅

それぞれの思惑と敵意が複雑に絡み合っているため誰が犯人でもおかしくないくらいの混乱具合。最初は裏切りの感情が表に出始めた者から殺されていったかと思えば、その法則性も途中からは無くなるし、死んだ者に対しては誰も悲しまず、常に全員がバラバラになって行動する。『血みどろの入江』からの影響をモロに受けてるような利己的感情の地獄といった感じで、カスだらけだからどんどん消えていくのが見てる側としてはすんごい楽しい！

男を殺す時はサクッと画面外で終わらせといて、女を殺す時は特に意味もなくほぼ100%全裸にしてから殺すという監督だか誰だかわかんないけど、趣味を反映させまくってるのも笑った🤣

• #ホラー映画と怖い映画

劇場が舞台の密室オカルト・ジャッロ🥀
劇場に閉じこめられた友人グループの団体。殺人鬼が潜んでいてひとりひとり惨殺されていく！という普通のジャッロかと思いきや、終盤につれておかしな方向へいってしまう。密室劇はジャッロの良さを半減にしてしまうな。それでも女性陣全員脱いでくれる大サービスにニンマリ。殺人鬼の革手袋、マント、マスクのビジュアルも良き。登場人物大いくせに魅力的な人がいないのは何事??まぁーまぁーな作品かと。

• #70年代
• #イタリア
• #ジャッロ

オカルト要素のあるジャッロというか、ジャッロ・スタイルのオカルト・ホラーというか。頭から尻まで一つの劇場が舞台なので、絵面的には単調だけど、ドロドロの人間関係とホラーともミステリーともつかない展開でそこそこ楽しめる。