LOVE LIFEのしょうたのレビュー・感想・評価

なぜあのタイミングでタイトルなのか。
目を見て話す暮らしの幸せは、コーダのドキュメンタリー「私だけ聞こえる」のヒロインが語っていたことだ。ろう者との三角関係を扱ったこの映画と無縁ではないだろう。タエが素直な感情を顕にするのはろう者の元夫が現れてからだった。

元夫の「ごめん」の手話が見慣れないものだったと思っていたが、そうか韓国手話だったか。そういえば、ドライブマイカーに出てくるのも韓国手話だった。

オセロが登場するのも、幸がすぐさま不幸に裏返る人生の変転に通じるものがあるのだろう。