ほぼほぼノーチェックの作品だったけど、『ヒノマルソウル』や『ステップ』の監督という期待から見てきました。
ちゃんと野球テーマとして試合の場面もあるんだけど、見せたいのはスポ根路線ではないわけで。
全般的にユルめの笑いに身を委ねる面白さはありますが。
クライマックスの盛り上がりってのが一般的な映画にはありますよね。じゃあこの映画はどうかというと。
1年生が2年生に進級し、序盤のくだりをもう一巡やってみせるというのが、意外にも込み上げてくる笑いがありまして。
やられちゃいましたね。
誤解を恐れずにいうならば、身の程を知ったレベルのワチャワチャ満載でドッカーンといくことはないんだけど。反面 悪い部分は皆無だったので。
終わってみれば好印象の作品になっていたと思います。
この時期、とかく大作だったり、ファミリー向けな作品がシネコンのラインナップの中心なんですが。こういうテイストの作品があることで、選択肢の幅がグッと広がるなと。
そんなことまで言いたくなるような良作でありました。感謝であります。