売れないYouTuberゆりちゃんを無償で手伝っていたおっさんの田母神だったが、売れた途端に捨てられてしまい…。
なかなか胸糞だけど面白かった。いるんですよね、自分の置かれる立場が変化すると態度が横柄になる人って。
今作では岸井ゆきのがムロツヨシに対してどんどん横柄になっていき、ムロツヨシも追随してしまう。
岸井ゆきののキラキラしていた笑顔が、すごく下品で嫌な笑顔に変わっていくのが見事でした。
まあ見返りを求めない人なんてたぶんいないんですよ。心の奥底では期待してるんですよ。
吉田恵輔監督はそういった人間の嫌なところをナチュラルに描くのが本当に上手いと思う。
一番嫌だった奴はムロツヨシの後輩役の若葉竜也。本人の前ではいい顔しといて、裏で陰口ばかり叩く奴。
いるんですよねこういう奴!絶対にこうはなりたくない。
あとはフラフープをしながらパスタを食べれる岸井ゆきのは地味に凄い。
ダイダラボッチのゾンビみたいな被り物のジェイコブくんはキモ可愛かった。
ラストはちょっと理解不能だったけど、人によって態度を変える人にはなりたくないと自戒を込める映画でした。