その瞳に映るのはの昨日花キララのネタバレレビュー・内容・結末

第二次世界大戦中、デンマークにあるゲシュタポの拠点を英国空軍により爆撃するカルタゴ作戦という実話を描いた映画。

主人公らしき登場人物はおらず、被害者を含めカルタゴ作戦に関わる人々の当時の日常が描かれており、様々な視点からこの悲惨な事件を垣間見ることができる。
映画のタイトルとなっているように、各登場人物の不安、恐怖、悲しみが目や表情に表れていて、大人はもちろん子役が尋常じゃないほどの演技力だった。無邪気だった子供が殺害場面を目の当たりにしてしまう場面や爆撃後の一変した表情や反応、そのコントラストがいかに残酷な時代だったかを物語っている。