ハイウェイの外れで小さな女の子が一人で佇んでいるのを見つけた中華系の母子。母親が少女を助けようと警察に通報したことが、かえって仇となる結末を招いてしまう。
同じルーツを持つのに、少女がつぶやく中国語の単語 “ヨウ ジュウ(郵便局)”の意味が分からなかったというのが皮肉で、アメリカが多文化社会であるというのを思い知らされる作品でした。
YouTubeでも観れます👉https://www.youtube.com/watch?v=Cszp_2OyJaM

• #62355samansa

中国家系の家族に生まれ、アメリカで育ったフランシス。子供をサッカーの試合に送る途中、道端で1人で歩く小さな女の子を発見する。母親は？という問いへの少女の答えの中国語が理解できず、警察に連絡する。
そこに戻ってきた母親、そして警察・・。

少女はポストオフィスと答えていたのだ。
自分にとって良かれと思ったことが相手にとっては大惨事。

裕福ゆえの優越感が善意の背後にはある。もっとも本当に迷子だったら助けてあげた方がよかったのだろうが、ポストオフィスが理解できれば問題なかった。自分がわからなかったから警察を呼んだのだ
最後の「多様性」という言葉、そこに関わっていた女性というのは皮肉出会った。こんな短時間でも考えさせられる作品。

ある種、後味が悪い。
やっぱり人間って感情を持つ生き物だから善悪の判断とか難しいよなあ。
善意でやっても相手からしたらそうじゃなかったり、自分は嫌だと思ってても相手は何も思ってなかったり。

だからこそお互い言葉にしてやり取りするのが1番良いんだけど、それができないって辛いよね。ショートムービーだからあっさりとはしてるものの、記憶には残る。

• #しちみの映画Week2023