Jin

ラスベガスをやっつけろのJinのレビュー・感想・評価

ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)
3.3
“ある時ある瞬間、そこに自分が存在したという感覚”
“記憶をたどって、どんな言葉や音楽を使ったとしてもそれを表すことはできない”



ドラッグ漬けのジャーナリストと弁護士が、ラスベガスで暴れまくる話。


ここまでドラッグの世界観だけを特化してみせる映画も珍しい。
怪物が出たり世界が歪んだり、時系列がぐちゃぐちゃになったり。
まるでサーカスのような(実際サーカスも出てきたけど)ド派手な色とクレイジーな世界。

むちゃくちゃで笑えるけど、ずーっとこんな感じだから段々置いてかれる。
ジョニーデップとベニチオデルトロの演技はすごい。白目むいたりよろけまくったり、楽しそう。

ハイな世界観は唯一無二な感じがしたし、怪演も見もの。ドラッグの見せる妄想世界の狭間、ところどころに見えるセリフも意外とかっこよかったり。

ただ、汚いし、共感できないし、あんまり中身ないし、楽しみ方難しい。
Jin

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