さかなクンがどんな環境で育ってきたのか気になっていたので、原作を読む前に映画で観ておこうと鑑賞。
軽い気持ちで観たのですが、すごく良かったです。
何が良かったのか、言葉にするのが難しいんですが。「好きでい続ける」って結構難しいなと思う自分にとって、「好きが続いたらこんな楽しいこともあるけど、好きがなくなってもいいし、好きが変わってもいいんだよ」って言ってもらえてるような気がして、観終わった時にホッとしたというか、少し肩の力が抜けたような気がしました。
映画ではミー坊が子供時代からさかなクンとして活躍するまでを描いていますが、子供時代も尺をとってくれていたのでだいぶ世界観に没入出来たと思います。というか子供時代がめっちゃ重要でした。さかなクンにお魚さんたちをもっと愛するきっかけをくれたおじさんをさかなクンが演じるという素晴らしいキャスティングで、説得力が増した気がします。
少し物議を醸した「さかなクン」を俳優のんが演じたことについては、自分としては適役だったと思います。見終わったあとにのん以外のキャスティングが考えられないぐらい。
子供の好きを大事にしようと思える、素敵な作品でした。
