このレビューはネタバレを含みます
ちょっと期待しすぎてたかも。。?
結構荒れた海に、魚を求めてミー坊が飛び込み、デカい魚をゲットするシーンで、映画タイトルと絡めて「この子は人間じゃないよ、さかなのこだよ!」とおばあちゃんがミー坊のことを表現するっていうシーンがあるんだけど、結局その魚はその後一度も登場せず…。あんな荒れた海に飛び込んで捕まえた魚、なんだったんだ!?と思ってしまった。
最初のほうのシーンでギョギョおじさんの被ってる帽子が光ったのも、なんだったんだ!?
そして他の方の感想にもあったけど、実家がミー坊のつくった工作や描いた絵、新聞などでいっぱいになって、水槽、食卓にでる魚、全力で肯定するお母さんなんかを見てると、きょうだいは苦しくなかったかなーと思ってしまった…かなり気になった。最後のお寿司屋さんにおかあさんひとりで来たのも、何となく幸福そうじゃないように見えて、私はあっ離婚したのかな…と思ってしまった。邪推かな。
なんとなく演技や演出やカメラワークなどの画面からあふれる空気感が、ひとつひとつは悪くないんだけど、つなげるとチグハグな感じがしたような。
配役をのんさんにしたのはすごく良かった!主人公の愛くるしい感じがよく出てたし、夏帆がしばらくお世話になるところだって、ほんとうの男の俳優さんが演じてたらオトコ感が出すぎて、なんかちがう感じになっていたと思う。
守屋文雄出てた。赤いドレス、パトリス・ルコントの髪結いの亭主オマージュかな?