「さかなクン」と「パトカー」という親和性0%の組み合わせが見られるのはこの映画だけ!
純真で優しくて良い人だから、周りに良い人が集まる。よく言われる事はあるけど、これが真理だと思う。何故か強く心を惹かれて、助けてあげたくなる人って時々居る。
「ミー坊」もそう。
彼が意識しないまま結んだ縁が、人生のいろんな局面で彼を助けてくれる。
彼が海を愛するから、海も彼を愛し、いろんな縁を繋いでくれたのね。
父母や兄、学校の先生、総長、ヒヨ……ミー坊を取り巻く人間関係すべてが愛しくて幸せ。
性別などという無粋な区別を超越し、「さかなクン」を演じ抜いたのんさんも勿論ながら、柳楽優弥さんが良すぎる〜〜〜っ!!「素直で純朴な田舎のヤンキー」がフィクションじゃなかった時代、本当にあったのね。
登場人物がずっと自然体で、緩やかに時間が流れていて、疲れた心に沁み渡るヒーリング映画だった。