Timmy

千年女優のTimmyのレビュー・感想・評価

千年女優(2001年製作の映画)
5.0
想い続けた千年を、共に。




もう最初から最後まで涙を浮かべて観ていた。

セピアがかった、あったかいセル画のアニメーション。キャラクターが確かに生きている。もうそれだけで涙が止まらない。

過去と今、フィクションとリアルが交錯しながら展開する、魅力的で引き込まれるストーリーにもう夢中。「預かり物を返す」というたった一つの千代子の願いをずっと主題に据えたまま、千年の銀幕を旅する。

間に挟まる立花と井田の茶々が可愛くって、彼らと一緒にドキドキしながら、追いかける藤原千代子の人生。どこからが映画で、どこからが現実なのか?いや、きっと彼女にとっては全部現実で、全部が人生そのものなのだろうね。

キャラクターみんなが愛おしくて、何度も何度も泣いてしまって、けれど最後、ロタティオンの清浄な調べに、私は。
Timmy

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