さかなのこのすなぎものネタバレレビュー・内容・結末

本筋以外の余計(?)な情報が異様に多い映画、という感想。会話に自然さがない小学生たち、タコを叩きつける三宅弘城、ミー坊と同い年には見えない柳楽優弥・夏帆、高級レストランでのデートの場に何故か呼ばれるミー坊、豪奢な歯医者の豊原功補、いつの間にかいなくなる父と兄弟、ギョギョおじさん…一番の疑問は主演がのん。可愛いし、のんだったからこそ見てられるシーンもあったんだけども。のんの演技、さかなクンのテンションそっくりですごい。でも最初にデカデカと「男か女かは関係ない」みたいな謎の文字が現れるから、余計気になっちゃう。
ミー坊以外の人がどんどんグレたり擦れたりしてはミー坊の変わらない純真さに心打たれて前を向く展開がちょっとしつこいなと思う。周りがミー坊の活躍するための装置でしかなくて、「あいつ主人公みたいだよな」とか言わせるのも白ける。
原作にどれくらい忠実なのか気になるところ。原作もこんな感じなら、あまりにも自分アゲすぎて、さかなクンのイメージ変わる。