すなぎも

カラオケ行こ!のすなぎものネタバレレビュー・内容・結末

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

原作漫画がめちゃくちゃ好き。超面白い。実写化、全然いいけど、漫画は越えられない。と思って、そのうち観に行こ〜の気持ちでいた。終わっちゃう前に一応劇場で観とくか、みたいな…。
ちょっとスゴかった。映画で、実際に歌って生きてるのを観たことで、原作の解像度がとても上がった。
漫画は独特のテンポ感で、聡実くんの述懐のナレーションで進んでいくけど、2時間の映画用にその辺りをうまく調整されていた。野木先生、さすがの脚本。
紅の冒頭英語を翻訳するシーンが追加されたのが特に素晴らしい。私、紅の歌自体は知っていたから、漫画を読んだ時はそこまで読み解かなかった。いなくなってしまった人を想う歌詞を歌いながら、狂児とのことが思い出されていたんだな…。
聡実くんの合唱部での日々や、狂児と過ごす時間がより細かく描かれたことで、聡実くんの心の動きもより分かりやすくなっていた。

綾野剛か、ビジュアルはちょっとイメージ違うなと思ってたんだけど、めっちゃ狂児だった。
観てよかった。漫画ももっかい読もう。紅もちゃんと歌おう。カラオケ行こ。
すなぎも

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