maro

ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行のmaroのレビュー・感想・評価

3.5
2022年日本公開映画で面白かった順位:73/86
   ストーリー:★★★☆☆
  キャラクター:★★★☆☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★☆☆☆

いろんな映画を様々な視点から解説したドキュメンタリー。
3時間近くで111本。
とにかく多くて長い。
映画好きには興味深い内容だけど、それでもこの量と尺はけっこう体力使う。。。
もともと監督が書いた本とテレビシリーズがあるようだから、そっち観てからの方がよかったかも。

二部構成で、第一部ではジャンル別に紹介。
コメディ→アクション→ミュージカル(というよりダンスシーンがあるもの)→肉体を綺麗に映した作品→ホラー→ドキュメンタリー→スローな映像を取り入れている作品の順に、「そのジャンルを拡張させた」作品をピックアップ。
第二部では、肉体や家族など、各テーマにおける秀逸な作品を解説している。

まあ、観たことある映画なら「ふむふむ、そうだね」、観たことない映画なら「ほーう、そんな映画もあるのか」という感想(笑)
ここ10年の映画がメインなので、記憶に新しいものが多いものの、個人的には昔のレジェンド映画についても知りたかったかなー。

これだけ作品があるにも関わらず、出てきた邦画は『万引き家族』(2018)と『麦秋』(1951)のみ。
海外の人が選ぶ日本の映画って、昔の作品が多いよね。
黒澤明とか小津安二郎とか。
現代の人って昔の人ほど海外から注目されていないのだろうか。。。

そんなわけで、テーマはすごくいいのだけど、数が多くてかなり疲れる。
3時間で終わらせるには範囲が広すぎるので、もう少し絞ってもよかったかなって思った。
それにしても、この監督、これまで16,000本以上も映画観てるらしい。
つよい。。。
maro

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