さんた

非常宣言のさんたのネタバレレビュー・内容・結末

非常宣言(2020年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

有名どころの俳優が多かったのと、パンデミックホラーが好きなので鑑賞。

うーーーん…いろんな要素が盛り込まれていて欲張りすぎて全部中途半端になりました感。

リュ・ジンソク(イム・シワン)の不気味さや不穏な感じから漂う逃げ場のない恐怖はこれからめちゃくちゃ面白くなるんだろうな という期待ができるのに、わりと序盤であっさりと死んでしまうし 犯行動機もアイデンティティも「え、そんなもん?」て印象。

機内と地上で場面がころころ変わるけど状況が見えづらいし 飛行機がどこを飛んでるのかいまいちわかりづらいのだから気流の影響とかを考えると地上の雨の演出も余計だったように思えた。

燃料切れを気にする割には長く飛ぶし、パク・ジェヒョク(イ・ビョンホン)も過去に自分の操縦する飛行機で同僚の妻を死なせたトラウマありつつすんなり操縦できちゃうし、日本の領空では我が国の自衛隊機が撃墜しようとしちゃうネガキャンがすごいし笑、ツッコミどころは多かった。

乗り物×ウィルスでいうと『新感染』のテンポ感やストーリー性やキャラが良すぎたから、比べてしまうとどうしても高くは評価できないなぁという感じ。

映画のジャンルが劇中でころころ変わるしツッコミながら観られるので長くてもさほど退屈はしなかった。
さんた

さんた