気になっていた作品。
なかなか長尺なので、時間がある日にやっと鑑賞。
気になる点はちょいちょいあれど、面白い作品ではありました。
特に前半は面白かったですね。
最初から犯人は分かってるのですが、こいつがなかなかサイコな奴で見ていて危なっかしい。
画面に映るだけで空気が張り詰める。
そして未知のウイルスがとても恐ろしく、舞台が飛行機の機内ということもあり、実際に無いとは言えない内容で常に緊張感がある。
あんなことされたら当然逃げ場はないわけで、正直成す術もない。
飛行機乗るの怖くなっちゃいますよ。
ただ、後半は失速します。
作品の尺が長すぎると感じましたね。
尺が長いのはいいんですが、長いと感じさせるのはよくない。
なんというか、描きたいことを全部詰め込んで山場をいくつか用意してるんだが、ちょっとだれちゃいましたね。
また、日本をどう見せたかったのか知らんが、日本はあんなすぐに臨戦態勢にならないだろうし、ましてや発砲はしないだろう。
なんなら受け入れると思うのだが。
（それが正しいかどうかは別として）
着陸を受け入れない日本とアメリカ、非を認めない製薬会社など、このへんの展開が後半の面白さを盛り下げましたね、個人的に。
最後の方、ウイルスの致死率が低く感じましたし。笑
総じて言えば、閉ざされた空間の中で緊迫感のあるそれなりに見応えある作品ではありました。前半の勢いでいってほしかったな。
