ネトフリ。学園ものでバンドもの。でもメタルなんだよ。みんなメタルってさ、すごいんだぜ、やわじゃないんだぜ、デスメタルにポストデスメタルってあるんだぜ。
しかもだよ、おいらが知ってるだけでもレイジ・アゲンスト・ザマシーンのトム・モレッロ、ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォード、メタリカのカーク・ハメットがカメオ出演。
さらにだよ、メタルの予習リストに Tool の名前なんか見ちゃったら、思わず興奮してしまう。メタルって、首振ってギャーギャー騒いでいるだけじゃないのよ。テクが必要なのよ。バスドラは８連符、１６連符をどかすか繰り出し、ギターはヴィルトゥオーゾの早弾きで天国への階段を登り、ベースは地獄の蓋を開けるような低音でそそるような甘いフレーズを奏でないとダメなのよ。てめらわかってのか？
ギターのハンター（エイドリアン・グリーンスミス）のフラジャイルで危うい若さ、ドラムのケヴィン（ジェイデン・マーテル）のウブな純粋さ、そしてなんといってもスコッティッシュのエミリー（アイシス・ヘイスワース）の文字通りキレッキレのやばい安定剤服用少女のかわいらしさ。こんな娘ってさ、ほんとにいるだよねと思わせちゃう存在感。
その彼女がラストのラストにエレキ・チェロを提げてデスメタル風のゴシックわっしょんで登場するこころなんて、やんややんやの大喝采。もう最高ね。堪能しました。
