令和の時代にこれを堂々と出してきた中田監督どないしたん?笑
福島の片田舎の森にそれがいて襲われるお話。
とにかく古臭い!あらゆるセンスが絶望的に無い!
主人公から脇役に至るまでキャラクター設定にセンスが感じられません。例えば刑事は一般人の話をまともに取り合わないでめんどくさそうにするけど、ポロッと情報を漏らすとか笑、すげー見たことある。そんなキャラクターたちにリアリティ感じて観ろってのは無理があるよ。
主人公の相葉くんの感情の起伏も同一人物とは思えないアップダウンがあってちゃんと1人の人間として造形できていなくて、いつまでもわかってくれない、わかってくれないって駄々をこねる主人公の息子も、こんなクソガキのままじゃなくて、ちゃんとストーリーの中で成長させなきゃ。
配役のセンスも無くて、主人公の息子に絡んでいくいじめっ子の男の子は主人公よりも小柄でいじめとかしなそうなのが顔に出てて弱そうでミスキャスト。
ついでに“それ”の造形も酷いもんでしたね笑
いいところは全く見つけられなかったんですが、相葉くんや子役のお遊戯会ばりの棒演技を眺めていると何故かノスタルジーを感じはじめ、いよいよ“それ”がでてきてもなんだかほっこりした気分に。
あー初代の仮面ライダーみたいだなー
解決方法も80年代の映画によくあった感じですよね。意外なものが弱点的な笑
そこらへんの時代の映画を目指してるのはよく分かりましたよ。何もアップデートさせないままなのがよくわかんなかったけど。
とりあえず令和にこのクオリティのこれを本気でお金かけたキャストを使って公開した事にびっくりしました。
そこらへんに山ほどあるB級映画にも全く勝てない妙な昭和ジュブナイル映画でした。
中田監督の迷走は続くのですね笑