エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのSameのネタバレレビュー・内容・結末

マルチバースってそんな市民権を得てるの？笑
カオスでハイテンションで序盤は意味が分からず次から次へと情報がぶち込まれ、そのうちに世界観が理解出来てきて、中盤のバトルで最高に盛り上がり、ラストはやたらくどくて説教くさくて大団円を迎える、そんな映画でした笑

とにかくくたびれたミシェル・ヨーの演技、久々のキー・ホイ・クァン、迫力のあるジェイミー・リー・カーティス！
キャスティング最高っすね！！

この映画なんか日本のアニメっぽいですよね。
なんかこういうの見たことあるぞ笑

綺麗にまとめすぎた気がします。人生ってもう少しままならない部分があって、人と人として母と娘は分かり合えなくても、母の愛で受け止めるみたいな最後の落とし所は分かるんだけど綺麗すぎる。
袂を分つ事があっても、それもまた人生みたいなピースが欠けたストーリーの方がグッときます。

終盤のあらゆる人の攻撃を幸せにしていく事で倒していくみたいなところは、ダサかったー笑
個人的には中盤までなら5点満点でもいいくらい傑作だ！と思ってみてましたが、終盤の20分のくどさ、全部丸く収める帰結に少しがっかりしました。
とはいえ、こういうのこそが映画だし、身近などこにでもある出来事から次元を越えるイマジネーションがどこまでも広がる様子にワクワクしたし、こういう映画をもっと見たいです。