Same

サイコ・ゴアマンのSameのレビュー・感想・評価

サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)
4.5
最高!!
80年代のノリとジャパニーズ特撮愛に溢れたゴアジュブナイルムービー!!!これは作ってて楽しかっただろうな!
色々倫理的に間違ってるんだけど笑、ジュブナイルものとしては王道な所がいい!

【あらすじ】
サイコ・ゴアマン惑星ガイガックスに生まれ、銀河の星々を滅ぼして回っていた名もなき悪魔は、テンプル騎士団により、そのパワーの源であるプラクシディケの宝石を奪われたことによって封印され、地球のとある家族の家の庭に埋められていた。兄のルークと共に庭に大穴を掘っていた8歳のくそガキ、ミミは偶然封印されたサイコ・ゴアマンを蘇らせてしまった。地球を滅ぼそうとするサイコ・ゴアマンだったが、プラクシディケの宝石を持つミミの言うことには逆らえない。その頃テンプル騎士団はサイコ・ゴアマンの復活を察知、最強の戦士パンドラが送り込まれる…

以下ネタバレ!






シンジェノアみたいなサイコ・ゴアマン(略してPG)をはじめ、各種特撮感あふれるクリーチャーがたまりませんね。
戦隊モノの敵幹部愛溢れるデザインの5人組、ダークスクリーム、デストラッパー、カシアス3000、クイーンオベリスク、ウィッチマスター(黒澤あすかさんが声を担当、日本語で会話笑)との戦闘は特に特撮ヒーロー感ありました。
デザイン的にはタンクに死体を詰め込んで酸で溶かしつつ、その死体溶かし液をぶっかけるデストラッパーがたまんなかったです!

またサイコゴアマンを追うテンプル騎士団のリーダーパンドラは平成仮面ライダーの敵デザインからインスパイアされたであろう、荘厳なデザインで(言い過ぎだけど笑)、テンプル騎士団は極悪怪人のサイコ・ゴアマンを追う正義の集団と見せかけて実は虐げられていたのはサイコ・ゴアマンの方というありがちな設定なのですが、サイコ・ゴアマンはサイコ・ゴアマンで悪逆の限りを尽くしてるので笑、どっちも悪なのがセンスあります!

こういう映画はこのノリに乗れるかどうかだと思うんですが、この映画はバッチリハマりました。ブラックユーモアがたまらんかったー!友達のアラスターくんが脳みその化け物になったまま戻らないとか(しかも後半話に絡まない笑)、お父さんがミミに言い聞かせる変な怪人の話を信じろみたいな説教とか、怪人化させられた警官とか、バラバラにされて飾られた死体はそのままずっとあるとか、あげたらキリがないですが、小ネタがたまんなかったっす!
同じようなノリの悪趣味ギャグ満載だった『ザ・スーサイド・スクワッド  “極”悪党、集結』は結構スベリ散らかしてたと思うんですよね。こういうのかなり難しいと思うんですよ。

主人公ミミのクソガキっぷりが、あまりにも振り切っていてウザいけど笑、それが可愛いと思えたら面白いと思います!
Same

Same