ある湿地で見つかった死体。その容疑者はその湿地で一人ずっと暮らしていたカイアという少女だった。
ロマンスを中心に展開されるミステリーといった感じで、カイアの回想で現在に至るまでに何があったのかを追いかけていく構成。
一人で生きてきた彼女は結局人に助けられたし、一度触れた優しさのせいで再び降りかかる孤独に耐えられなかった。
ラストの展開を含めてミステリーとしては機能不全な映画でしたが、映像の美しさと人間のエゴと醜さが綺麗に対比されていて、上手くまとまっている作品でした。
口癖が「湿地の女!」の奴ら。