4Kリマスターで画も音もクリアに。タイトルの出し方や曲の入れ方を変えてきているのは必ずしも良いとは言えないが、その新鮮味を含め、劇場で見る価値は充分にある。
クリストファー・ドイルの画作りは公開から30年以上経ってもセンスの塊でしかないし、無国籍な世界観にバチっとハマったキャラクターの魅力。一晩でパイナップルの缶詰30個食う奴。石鹸に話しかける奴。勝手に他人の部屋の模様替えをする奴。ちょっとした狂人の集まりなのに、みんな不思議と愛くるしいから面白い。頭から尻尾の先まで中毒性の高い映像体験がそこにある。