前作同様、映像のスケール感よ。ベタな感想になるが、この圧倒的なビジュアルを体感するには劇場で観るほかない。家のリビングじゃ限界があるというもんだ。
ただ、先住民族が予言者とともに救世主を求めて砂漠をウロウロするという、旧約聖書をSFにしたようなイメージのなか、主人公はどんどん超人化していくし、散りばめられる符号もどんどん観念化していくので、誰に肩入れして観ればいいのか分からなくなる。
前作ほどのワクワク感を感じられず、フレメン御一行の旅にもついていけなかった。映像の波とサンドワームに丸呑みにされた。それでもPART3は是非作っていただきたい。