一般公開される前からClipしてたものの、なんとなくいつもタイミングを逃して観れずじまいだったのが、いよいよ国内での上映を終了するというので重い腰をあげて強雨の降る金曜の夜に下北沢まで観に行った。
台湾行きのエバー航空の機内で観た英語字幕の『あの頃、君を追いかけた』で台湾青春映画に沼り、去年のTIFFで『ミス・シャンプー』を観て「やっぱりギデンズ・コー作品好き!!」って思ったのに、この作品はビックリするくらいハマらなかった、、、
他の人のレビューにもあるように、ラブロマンス、コメディ、バトル、ホラー(?)といろんなジャンルが盛り込まれすぎてて、切ないシーンの次の瞬間、唐突にバトルが始まったりして、観てるこっちの情緒完全に置き去り。さながらジェットコースター🎢
『ミス・シャンプー』ではあんなに冴え渡っていたギャグセンスも、今作に盛り込まれたコメディシーンでは1mmも笑えず、本当に同じ監督が作った作品なの?って思うくらい。
常々ミシェル・チェンとビビアン・ソンは顔似てる説を唱えてたけど、今作で『あの頃〜』のシーンが使われてて、やっぱりこの2人顔似てるわ、と確信。
なんだったら活動拠点を大陸に移してほぼ台湾で活動しなくなったミシェル・チェンの代わりにビビアン・ソン起用してる?と邪推してみたり。
序盤に出て来た獣医を見て「『あの頃〜』のマタカキに似てるな」って思ってたら、月老のリーダー役でボーチーも出て来て(顔と声で気付いた)、久しぶりに『あの頃〜』の役者さん観れてうれしかったし、ビックリして「あっ!」って声出してしまった。なんでレビューで誰も触れてないのー!?!?
映画自体は結構退屈で、2時間の映画なのに4、5回時計で時間を確認してしまったレベルだけど、上述の『あの頃〜』の俳優さんを久しぶりに観られたので評価は多少上乗せ。
ギデンズ・コーの次の作品に期待。(何様)