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アリスのsentakuonnaのレビュー・感想・評価

アリス(1990年製作の映画)
4.3
わぁぁぁとても良かった!これは面白い!!
この2ヶ月ずっと蔦屋になくて期待値最大に近かったけど、期待以上!
深さはそこまでないけど、纏め方も、本質的な台詞も、映像と音楽と場面のアイデアも、意味不明加減も、最高。

全体的に、美術と衣装がいつもと雰囲気違ってとても良い。アメリカなのにヨーロッパみたい。
映像の綺麗さも含め、ウディアレン作品の中で非常に異色。

「マンハッタン」「カイロの紫のバラ」「スコルピオンの恋まじない」を足して、
そこにほんの少しだけ「私の中のもうひとりの私」「カメレオンマン」を加え、
もっと映像をヨーロッパ的色彩とロマンティック意味不明にして、
ほんの少しだけ「アニーホール」的アイデアを入れた感じ。


(備忘メモ)
→0’03-0’05買い物やネイルのシーン、漢字の浴衣等、美術と衣装がいつもと雰囲気違ってとても良い。こだわりが。色調も違う。
→0’09”16で意外な曲かかったと思ったら、お得意のチャイナタウンかい!笑 ドクター・ヤン!笑 0’09-0’19(特に0’09-0'16)頃のここら辺のシーン、普通でいったらとても綺麗でお洒落な映像なのに、前半若干意味不明な音楽と、渦巻きやらの意味不明な会話で、かなり意味不明でさすがもう本当に素晴らしすぎる。
→0’19”30の場面切り替えの音楽面白い。突然のタンゴ?2時半のハーブの怪しさと合いすぎ。笑 その後0’24”25まで同じ曲続けて、あの学校の謎の妖艶な会話シーンになるの凄すぎる!
→0’21の学校壁の掲示物、下の方のマンハッタン景色型の画用紙切り貼りかわいい。
→0’29”40〜も同じ突然のタンゴ。合いすぎ。意味不明!0'57頃も。使い方上手すぎる。。
→0’31頃の映像かっこいい、お洒落。他作品と違う雰囲気。その後入ってくる現代っぽいジャズと相まって物凄くかっこいいのに、状況と設定が意味不明で面白すぎる。
→0’32の電話のシーン、素晴らしい。。
→0’40-0’42のエディと再会するシーン、映像と色調と音楽が・・「マンハッタン」みたい。
→0’44頃はなんとなく「アニーホール」のアイデア的な。
→0’46頃、えー!ピーターパン!笑 その後0’49”30までの幻想的な雰囲気、ほんともうアイデアに驚く。
→1’01頃のドクター・ヤンのシーン、えー!この曲合わせるの?コミカル!面白すぎる!
→1’12頃のマザーテレサの映像差込、意外。なるほど!その後のジョーとアリスが会話してるシーンの部屋の色調が赤青黄で、とてもヨーロッパ。
→最後9分の発想!!この展開?やばすぎる!
→1’41”55のドラ・・笑 ドラからの中華風ジャズ。。これでB級にならないのは本当に凄すぎる!
→エンドロール、この曲!意外。ほっこり。
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