ブタブタ

劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリアのブタブタのレビュー・感想・評価

5.0
劇場版仮面ライダーとしては五億点作品じゃないでしょうか。
多分予算や規模は10分の1以下と思われるけど昨日見たキングダム2より満足度は高かった。
『仮面ライダーリバイス』の後日談であり番外編であり『仮面ライダー龍騎episodeFinal』
の様な先行最終回でもあった。
未だリバイス終わってないからコレからの展開を色々予想させる内容。
ラスボスであるギフをもう倒しちゃってるので復活したオルテカがまた何かやらかすのかも知れないって、其れしかないだろうけど。

ゲスト悪役・ダイモンのケイン・コスギさんが日本語カタコトなのがアレですけどまあダイモンはずっと海外で世直し?活動してたと言う事で。
言わばダイモンは明石のスペアみたいな存在。
なのでいきなり現れたけど前回のギフのいとこ?(忘れた)とかよりは存在が納得出来る。
最近の劇場版仮面ライダーのゲスト悪役って「何でこの人そんなに世界を滅ぼしたいの?」ってよく分からない人が多かった。
けどダイモンはなんだかよく分からないけど本編でのサブ・ラスボス明石もそんな感じで人類を支配?滅亡?保護?みたいな目的が曖昧なのでダイモンも別にハッキリした理由はいらなくて、もうケイン・コスギなんだから取り敢えず凄いアクションが見れるって期待だけで全てを納得させてた思う。

やっぱりアクションが笑っちゃう程凄かった。
リバイスの前田拳太郎さんて確か空手有段者でしたっけ?
生身でのガチバトルからの変身してのバトル、周りはドカンドカン爆発エフェクトだらけの中でまたバトル。
最後は仮面ライダー同士の謎の友情迄芽生えちゃうし。

JO1の豆原さんは不勉強ながら存じ上げないんですけど、スピンオフ「Birth of Chimera」から主演作、劇場版ゲストの流れで仮面ライダーに変身ってやっぱり破格の扱いで、この方も幼少時から仮面ライダーファンらしく変身する夢が叶ったのは見てて理屈抜きで此方も嬉しいです。
五十嵐家の面々はダイモン一味と戦う、そして家族の絆を守るってメインテーマがあって豆原さん演じる希望はダイモンへの復讐って目的がメインに有りつつパパさんからの言葉によって「死」よりも「生」を選択する。
復讐したって死んだ人は還らないし喜ばないってありがちな綺麗事を展開されると本当にシラケるだけだけどパパさんこと戸次重幸さんの芝居によって説得力があるし会話だけの短いシーンながら本作のテーマそのものを表してる非常に重要な場面だった。
これによりゲストのジュウオウジャーの立石晴香さん演じる妊婦さんを守るって新たな目的がテーマとして作品の中心となる。
或る意味この妊婦さんがこの劇場版のヒロインだった。

デッドマンズ三人衆の限定復活。
そしてフリオは劇中、中の人も含めて仮面ライダーへの変身を切望してたしコレまた良かったね~😭と。
狩崎の悪魔問題、ママさんの悪魔覚醒、時間の都合上超展開を挟みつつ話しはサクサクと進み其れら全てが解決していく。

そして次の『仮面ライダーギーツ』
公開初日の朝にいきなり発表及び劇場版に登場。
全く何の脈略も関係も説明もなく現れる新ライダー。
逆に凄い。
しかし『仮面ライダーギーツ』自体がゲーム世界を舞台にしてる?らしくこの唐突感も或る意味作品の予告になっているのか?
最近の仮面ライダー主人公は「いい人系」が多かったけど久々の「俺様系」なのもいい。
多数の仮面ライダーの生き残りバトルでゲームのヴァーチャル世界?『龍騎』と『エグゼイド』を合わせたというか『龍騎』の王蛇「永遠に戦いが続く世界」ガイ「永遠にゲームが続く世界」の二つが或る意味叶ってしまった様な世界観なので実に楽しみ。

リバイスが余りに面白く(終盤多少ダレたが)て終わっちゃうのが残念と思ってたけど『仮面ライダーギーツ』が続いて超面白そうなのでよかった。
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