ミッション：インポッシブルのダイナのネタバレレビュー・内容・結末

デ・パルマ熱冷めぬ内＆新作に備えておさらい最鑑賞。面白すぎる。初鑑賞時以上にハマってるのはある程度の筋が頭にあるからかもれしませんが、中弛みない展開の素晴らしさを改めて感じました。映画版一作目にしてシリアスとアクションとジョークとサスペンス揃い踏みのエンタメのマスターピース。

夢のようなガジェットや有識者にだけわかる秘密のサイン共有、心のワクワクをくすぐられるスパイ描写が良い！仲間か裏切り者か。登場人物の正体を浮かび上がらせる脚本、疑心・裏切りがスパイものの醍醐味みたいな所もあります。だからこそ信用や証拠を掴んだ時のカタルシスがたまらないです。ワンショットの強烈さもかなりの異彩を放っています。ダイナー内から大量の水が噴き出してそれを背に街中を走り抜ける画の荒唐無稽さはもう大大大好き。超有名なリストを盗むシーンの敵の動向とイーサン＆味方の緊張感を交互に映すシーンも見ごたえ抜群。ラストのトンネルの中を追ってくるヘリは色んな意味で面白すぎて笑えちゃいますね。このシーンは現代でやったら映像的に受け入れられるのだろうか。今のトム・クルーズはCG使わずガチでポッシブルにしそうで恐い。

振り回されつつ、振り回すIMFとイーサン・ハントの関係性や職員キトリッジの徹底した仕事ぶりを改めて確認しました。息つく暇もないピンチの連続がほとんどゆえに安堵できるひととき、ルーサーと乾杯する所めっちゃ好きです。そしてCAの言葉に反応するラストの余韻が最高。シリーズ化するのにも納得の一作目です。

正直ガムは携帯性と破壊力がやばすぎだと思う。