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CLOSE/クロースのpokotanのレビュー・感想・評価

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)
4.5
胸が締め付けられ苦しくて涙が止まらなかった。
別に泣かせるような演出じゃないんだけど、共感しすぎた。

とにかくレオが綺麗過ぎた。
くりっくりの目と整った顔で終始綺麗だった。
序盤の2人は、純粋無垢で初々しく無邪気で美しかった。

レオとレミの近かった距離がクラスメイトの女の子の何気ない一言で壊れていく。
ただ笑って遊んだり、じゃれ合ったり、並んで自転車で走ったり、一緒に寝たり、ご飯を食べたり、当たり前に隣にいたそんな親友以上兄弟未満の関係だった2人が、徐々に距離を置くレオ。
人の目を気にするレオも分かるし、距離を置かれたレミの切なさ、戸惑いも理解出来るが故に苦しい。
距離を置いても、レミがどこにいるか、何をしてるのか気にしてる素振りも、分かる。
観ながらひたすら泣いてた。

後半は、あっさりとそのことは描かれ、レオはレミのことを忘れるように考えないように、不自然なくらいいつもの日常や農作業を手伝って日々を送ろうとする。
ホッケーでの自分を罰するかのごとく自ら激しく強く当たる姿はたまらなかった。
レオの抱えてるものが大きく辛すぎる。
レミの母親に打ち明けてハグされて、少しはラクになっていると良いな。
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