同じ状況になったことなんてないのに、手に取るようにレオの気持ちが分かる。主演の男の子の演技力もすごいし、言葉は多くないのに心理描写が繊細で、レオの苦しみや葛藤が伝わってきてつらい。
レミの気持ちを拒絶した自分のせいだ、それを認めたらもう最後な気がするんだよね、きっと。分かったような言葉でレミを偲ぶクラスメイトたちに嫌気がさしながらも、レミの両親に事情を話すこともできず、自分がどうしていいかは分からない。
骨折はレオが感じた物理的な痛みやレミへの共感、精神的な変化、ギプスを切るところで再生を表してるのかなー。
13歳には抱えきれない、でもレオは認めて彼の母に真相を話すことができた。こんな思い出きっと誰だってある。わたしはレミ側だったけど、友が離れていくのはつらかった。
2024年114本目