しょうた

あちらにいる鬼のしょうたのレビュー・感想・評価

あちらにいる鬼(2022年製作の映画)
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昭和元禄の時代背景とともに、匂い立つような愛慾絵巻が展開されていく。
ラストのアップに示されたように主人公は寂光(寺島しのぶ)だと思うが、それにしては出家する動機の描かれ方があっさりしていたかもしれない。剃髪シーンには役者魂を感じたが。
白木の妻(広末涼子)の口ずさむ歌声に人生の寂寥が滲む。
原一男の「全身小説家」を観直したくなる。
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