しゅう

ゴールデンカムイのしゅうのレビュー・感想・評価

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)
3.6
マンガ原作の実写化としてはかなり上手くいっているが、一本の映画としては如何なものかという出来。

場面場面の芝居、ビジュアル、アクションは良いが、漫然と並べられた原作エピソードが2時間の映画の中で大きな起承転結を産まないので、観終わってみると満足感は今ひとつ。矢張りテレビシリーズの方が良かったのでは。

終始説明的な劇伴が垂れ流しなのも煩い。

演じる役者の年齢が大幅に上がった事を危惧していたアシリパさんが寧ろ一番の嵌まり役で、この映画の重要なテーマである「アイヌ文化」の伝導者としての役割を見事に演じていた。逆に白石役はおどけ演技が過剰で、悪い意味で漫画的だった。
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