しゅう

パーフェクトブルーのしゅうのレビュー・感想・評価

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)
4.1
映画始めは新宿ピカデリーの<ライブ音響上映>で。

今敏監督作初鑑賞。たった81分でこれだけの物語を語り切る構成の見事さに先ずは感心。インターネット普及期におけるスリラーへの取り込み方とオタク表現の嫌らしいリアルさも味わい深い。

劇中描かれる芸能界に於ける醜悪な性的搾取の加害性については、2024年現在も切実な課題であり、それ故アイドルという美しい幻想に縋り囚われた"彼女"に狂気よりも悲痛さを感じた。
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