はれぱん

希望と絶望 その涙を誰も知らないのはれぱんのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

1おひさまとして鑑賞したけど、なかなかの鬱映画だった。「希望と絶望」ってタイトルだけど、絶望多め。ハードなドキュメンタリー。

つらいシーンが多くて涙が出てきた。(感動よりも…)
まず最初の涙は好ちゃんの休養のところ。メンバーのあたたかさと、番組観ないようにしてた自分が…っていう葛藤がつらくて。
次の涙は、かとしのボロボロの姿。君しか勝たんのヒット祈願は見るからに疲労困憊で、見ていて辛かったことを思い出した。あれがピークだったけど、そこまでの日々も「家に帰りたい」って言葉が出るほど、頭が回らないほど、そして何より裏での顔がもう笑顔なく放心状態なほど、追い詰められていてしんどかった。テレビに映る顔は明るいいつもの笑顔でその無理している姿がまた…。あんな状態になるまで頑張っていて心配になる。

全国おひさま化ツアーは福岡に参戦していて、コロナ前のライブよりもあんまり楽しめなくて、それはコールができないとか規制が増えたからかなって思っていたんだけど、あの時メンバーの中でもやる気に差があって、いいパフォーマンスができていなかったと知った。メンバーが本気で楽しんでることや気持ちがお客さんに伝わるっていうことを、初めて自分の身を持って体感した。

美穂、卒業もあってか今回の主役感あった。最後のキャプテンに向けた「幸せになってほしいって思ってます」は旅立ち、お別れの場面にすごくいい言葉だった。よく泣く、しかもヒロインらしく泣くから何度も号泣するシーンがあったけど、それで美穂の涙の貴重さがちょっとなくなっちゃってた気も…(また泣いてる…みたいな)。美穂は1回1回全力な思いで泣いてるんだけど。
休養メンバーの復帰時にすぐ寄り添ったり、精神的支柱の1人なのは間違いない。みんなでステージに立つってことに誰よりもこだわって、仲間意識が強いな。

あと、今回心に残った言葉はみくにんの「みんなが菜緒さんを待ってます」。復帰した後も本調子でなくて顔が暗くて、そんな中迎えたライブ前、みんながどう声かけるか迷う中。これまでも好き度高かったけど、あんな素敵なことをすっって言えるのがすごく好感度あがった。

推しのめいめいは、みんなが笑顔で暗い中、不満を持つ中でも、にこにこしてるのが、実は芯が強いんだろうなって思う。やっぱ好きだ。最初の東京ドーム発表でみんな倒れ込む中突っ立ってるのがかわいかったように。今回の映画はほぼクローズアップされなかったけど、ちらちら映る姿が癒しだったな。

今回はメインの5人?くらいしか別撮りの語りシーンはなくて、後のメンバーはその場でのインタだったけど、みんなの後から振り返ったときのコメント欲しかったなあ。
キャプテンが「この2年間はストーリーとして美化してほしくない」と言うシーンが最初と最後にあって、考えさせられた。
コロナの大変さやつらさもこちらの想像以上だった。

まあ色々書いたけど、日向坂は思いやりがあって頑張り屋さんでこれからも応援したいグループ!!