わたぼう

ブラインドマン/タイタニックを見たくなかった盲目の男のわたぼうのレビュー・感想・評価

4.0
フィンランド映画祭にて。
インパクトのあるタイトルだけど、タイトル負けの可能性もあるかなとそれほど期待せずに観たら、すごくおもしろかった。車椅子の視力障害者の視点で物語が進む、スリリングな傑作。さすがフィンランド映画祭の1本目。こういうのをTIFFでも観たかった。

タイタニックというチョイスが絶妙。実際監督も見てないんだそうな。

ポスターのデザインが点字でとてもカッコいいんだけど、プロデューサーさんが着てたその点字デザインのTシャツもカッコよくて欲しかった。売ってたら買ったのに。プロデューサーさんのQ&Aもおもしろく、愉快な方で帰りに下のカフェでビール飲んでた🍺

主演の方の病気(多発性硬化症)の進行は早いため、3ヶ月でしかも低予算で撮影したそうだ。それでこんな傑作ができてるのがすごい。監督の他の作品『ペット安楽死請負人』も観たいな。以前のTIFFで観ておくべきだった。
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