セガール幹事長代理

呪詛のセガール幹事長代理のレビュー・感想・評価

呪詛(2022年製作の映画)
2.0
耳なし芳一×ゾンビ×ユーチューバーな話。

どうせアホな動画配信者が肝試し先で呪われるんでしょ的な話かと思いきや、まさにその通り。予想を一切裏切らない潔さに拍手である。

主人公の女性は見た目だけはマトモだが、実際ただのポンコツなので過度な期待をすると血圧が上がる。翌日健康診断を控えている人は要注意だ。
除霊の為、弱った幼い娘に一週間断食させるくだりはなかなかの狂いっぷりで、なぜこの精神状態で親権を取れると思ったのかとか、お前は空腹に負けてすぐ菓子パン食うんかいとか、もうちょいまともな養親はいなかったのかとか、なぜこんな女でも親権を取れるのに私は離婚の時に裁判で負けたのかとか、湧き水の如く疑問が疑問を生み、涙が私の頬を伝ったが、これが何の涙かはわからない。

というより、この幼女の親父も親父で死因=肝試しなので、まさに親ガチャ失敗の典型例である。不憫でならない。変な意味じゃなく、うちにおいでって思った。ウィルコム買ってあげるからって思った。

今作含め、どの映画かは忘れたが、以前観た韓国だかどっかのアジア映画に出てた役者の鼻毛も全く無くて、これは花粉の時期大変そうだなとか思ってたら話が終わっていた。


ちょいちょい出てくるお祈りの手付きが中二病っぽくて好き。
あと30分短ければ★2.5ぐらい。