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1秒先の彼のpokotanのレビュー・感想・評価

1秒先の彼(2023年製作の映画)
3.5
岡田将生×山下敦弘監督×クドカン。
とくりゃ、ドリームマッチじゃないですか。
すごく可愛い映画だった。
それもこれも、岡田将生演じる1秒先の彼であるハジメが最高なのだ。
それは、やっぱり相変わらずのイケメンの岡田将生の持ってる雰囲気とキャラクターとの融合性の素晴らしさ。
せっかちで角度を変えれば自己中に見えるのに、愛らしいハジメが出来上がってる。
郵便局員のおばちゃんとのやり取りなど前半は特にクスッと笑える場面が多くて、絶妙に良い。

どんなラブストーリーになるのかと思いきや、後半のレイカパートになると突拍子も無い展開になっていく。
失った1日の種明かしがツッコミどころ多すぎる。
【名前を記入する時間の得する1日分を神様に時間を返す】って、んー。
人の名前は千差万別なわけで、同じ画数なのか?
一律で時間が解けるのもおかしいし、ほとんどの人が止まってるのに、だったら、他のみんなも日曜だと勘違いするんじゃない?
郵便局のみんなも平然と月曜に働いてるのもこの設定なら意味不明。

そして、最後の二度と来ない手紙を待ち続ける姿も何か切なかったのに、生きとんかい。
とはいえ、お父さんとの家族写真や最後の2人の再会のシーンは温かく素敵だった。

雰囲気が最高だったなだけに、その種明かしのツッコミどころがもったいないなぁと思う映画だった。

そして、笑瓶さん。。。
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