作品前半の余命わずかの失恋未練たらたらロード・ムービーは、一体何だったかと思えるほどの後半の出来の良さ。
交友関係の始まりまでのプロセスの裏では、一人の女を巡った裏切りがあった。余命わずかとなり、その懺悔と復縁への切なる願いを、タイ映画には似つかわしい、とても洒落た感じで観してくれる。最後のサイドミラーに映るバーの映像は素晴らしかった。
カクテルが作品のオシャレ要素として多く登場するが、
撮り方が下手なのか、飲みたいなと何故か全く思わなかった。多分、飲んだ際のリアクションが余りにも美味しそうでは無かったからだと思う。リアクション、ホント大事。