ゲイリー冨久津

ナワリヌイのゲイリー冨久津のレビュー・感想・評価

ナワリヌイ(2022年製作の映画)
4.0
ロシア反体制派のカリスマ、アレクセイ・ナワリヌイを追ったドキュメンタリー。
「ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった」のダニエル・ロアーが監督を務め、暗殺未遂事件直後からナワリヌイや家族、調査チームに密着。事件の裏に潜む勢力を驚きの手法で暴いていくナワリヌイの姿を捉え、ロシア政府の暗部に切り込んでいく。

ドキュメンタリーとは思えない面白さ。
音楽の効果と編集でナワリヌイ氏がヒーローに変わる。
フェイブルマンズみたい。

実際に命をかけて活動されているので、凄い人だと思いますが、さらに英雄化されていきます。
体制側の恐ろしさと滑稽さもあって、劇映画を観ているよう。

この件で粛正されたロシア人が何十人いるのだろう?
お金に目が眩んで名簿を売った人もダメなんだろうなぁ。
ナワリヌイ氏は打倒プーチンの為にはどの立場の人でも陣営にいれる。
清濁併呑。

プーチンはこの失態の挽回の為に、ウクライナに侵攻したのか?

そしてこの映画は、ロバかわいい映画でもある。
ゲイリー冨久津

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