本国「アンカー」として公開の時から気になっていたので、日本でやると聞いて公開初日に鑑賞。
チョン・ウヒ見事だね。見始めは「こんな若い子が看板ニュースキャスターって…韓国だとそうなのかな？」とちょっと違和感だったけれど、観ていくうちに引き込まれてそういうのは感じなくなった。
「予告で思っていたのと違った！」という感想があったけれど、自分も予想していたラストとは違った。よくあるっちゃあるが、描きたいテーマは一貫していて、その屈強な感じがあるある設定を打ち消していて良かった。
でもそうであるなら、多少分かりにくくても邦題も「アンカー」にして欲しかったと思う。「死を告げる女」では日本人の横溝的恐怖心を刺激はするけれど、本作のテーマを体現するには至っていない、近視眼的。日本公開時のポスター改変とかもそうなのだけど、日本映画界はいい加減もっと観客を信頼して、バカみたいな邦タイトルとかキャッチコピーから抜け出して頂きたいものである。
シン・ハギュンは普通にカッコよかった（本人そういう感想嫌そうだけど）。でも霊魂修繕工でも患者を死なせていたので、精神科医としては割りかしヤブなのでは…（すみません）。
自分の今年の映画鑑賞はほぼこの映画で終わりなのだが、今年は「ラストナイト・イン・ソーホー」に始まりこれに終わるという、サイコホラーミステリーづいた年であった。みなさんよいお年を…
