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ハンサン ―龍の出現―のKenzoのネタバレレビュー・内容・結末

ハンサン ―龍の出現―(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

1592年に始まった日本でいう「文禄・慶長の役」のうち、「文禄の役」における閑山島海戦を描く歴史スペクタクル。タイトル「ハンサン」は閑山の事。朝鮮水軍を率いた英雄李舜臣(イ・スンシン)と日本水軍の将の1人である脇坂安治のライバル関係を熱く描く。脇坂をはじめ日本人も演じているのは、韓国の役者さんだが、自分が観たのは、日本語の部分を吹替にしたバージョンだった。どこかで別の人がレビューしてたが、脇坂安治など主要どころは日本人キャストがあっても良かったかとも思うし、戦国武将の甲冑姿の微妙な違和感とかはあったのだけど、それを置いといても見応え十分の歴史物語。脇坂を増悪の対象としてではなく、李舜臣の良きライバルとして知謀の限り、ぶつかり合う描き方は良かった。VFX駆使した海戦シーンも見事。

ラスト、脇坂がまるで討死したような描写だったけど実際には、ちゃんと生きてて、なんなら「関ヶ原の戦い」でも、脇坂安治は重要な役割を演じてて、脇坂家はちゃんと明治維新を迎えますよ!とは脇坂安治の名誉のためにも言っておきたい(笑)
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