ヨコハマフットボール映画祭2022上映作品。

炭鉱採掘地の拡大により、生まれ育った村を失った11歳のベン。転校先になじめず、孤独を感じるが、同じく転校してきたシリア難民のタリクを知り、故郷の喪失に共感を覚えていく。子供たちの爽やかな友情が笑いと涙を誘うドイツ映画。


人も故郷もはなれていても、繋がっていられる友情ってとてもとても尊い。

しばらく会っていない友人に久しぶりに連絡してみようかなと思える爽やかな作品。

ラストのベンの溢れんばかりの笑顔、嬉しそうに紹介するタリク。はなれる時間が増えていっても彼らの友情は残り続けてほしい。

ヨコハマフットボール映画祭にて

シリアからドイツにやってきたタリクと炭鉱採掘のために立ち退き引っ越しであらたな街にやってきたベンの友情物語。

シリア難民の子を描くとなるとわりと重たい話になるかと思ったが、シリアスな部分は最小限で軽やかで明るい。

はなればなれになってしまったベンの友達、タリクの兄、会えないのはつらいが現代はインターネットの力でなんとかなってしまうのね。

ネットも使い方を間違えなければこの上なく良い事につながるという善き例でもあった。

ただ、タリクがここまで来た経過を想像すると…あの笑顔の裏には数えきれない涙があったんだろうなあ。

ドキュメンタリーアニメ「FLEE フリー」を思い出した。

ええ話や〜