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ヴィレッジのkouseiのレビュー・感想・評価

ヴィレッジ(2023年製作の映画)
3.4
不幸渦巻く闇の村

冒頭から「能」のシーンから始まり、奇妙な空気を全面に感じられる。
世間から雲隠れしているように、霧がかかる閉鎖的な村。田舎の闇を凝縮させたような設定は凄く刺さりました!

キャスト陣の演技も良かった!
亡者のような横浜流星、村で唯一の暖かさを感じさせる黒木華。
そして、なんといっても一ノ瀬ワタルの嫌な演技が素晴らしい。彼が画面に入ってきた瞬間嫌な雰囲気が流れる。それくらい社会から外れた闇の部分を本作でも巧く演じられていました。

能面をつけた村人たちが松明を持ちながら、夜中に村を練り歩くシーンは印象に残る。
能面ってなんであんなに不気味なのだろうか。

逃げようと思えば逃げられる。
ただ夢に溺れた人間はそう簡単に目覚めない。
まだ観てない方はぜひ!
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