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ヒメアノ〜ルのkouseiのレビュー・感想・評価

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)
3.7
森田剛が失うものがなにもない「無敵の人」を演じ切っています。
憎しみに憎しみを重ねた殺しの連続シーンは心の底から恐ろしさを感じる。
なにを考えているか分からない無表情さ。
同情の余地もないほどのサイコパスだけど、ラストシーンで、心が少し揺らいでしまい、何とも言えない気持ちで鑑賞を終えました。

「すぐ隣にある恐怖」を巧みに演出していましたね!
無関係の人が森田の暴力に巻き込まれていくのは、誰にでも起こり得る恐怖的な感覚を持ちました。逆も然りで、森田の様になるスイッチを誰しもが持っているのかもしれない。(考えたくもないけど)
リミッターが外れた人間は恐ろしい…
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