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呪詛のkouseiのレビュー・感想・評価

呪詛(2022年製作の映画)
3.8
冒頭いきなり祈りをテーマとした簡易なテストのような物を視聴者に仕掛けてくる。
その後、とあるマークを覚えさせるために10秒の時間を使う。この時点で今までのホラーとは違う、ただならぬ雰囲気を感じました。

過去と現在を行き来するストーリー展開。
いきなり怪奇現象が起こったりなど、テンポが良くて、約2時間ずっと悪夢を観ているかのよう。
POVということもあり、臨場感は確かにある。
ただ、登場人物が常にカメラを構えている、綺麗に撮りすぎているといった雑な部分でリアリティーを下げてしまっているのは否めない。
POVでやる必要があったのかは疑問。

カルト村のクオリティ、小物一つ一つのこだわり、ロケーション、全てが気味が悪くてリアル。
緊張感を最大限に高めてから爆発させる恐怖の威力は凄かった。
終わり方もいい意味で趣味が悪い…

同時期に公開された「女神の継承」もめちゃくちゃ怖かったし、アジアホラーの勢いは止まることを知らない。
今こそジャパニーズホラーの底力を見せるとき!頑張ってほしいですね!

虫めっちゃキモかった…
まだ観てない方はぜひ!
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