naoyukitakamura

ヴィレッジのnaoyukitakamuraのレビュー・感想・評価

ヴィレッジ(2023年製作の映画)
3.3
2024/01/08 Netflixにて鑑賞。

終始胸糞悪い映画でした。
直感で思ったのは、村文化含め現代の原子力ムラを指す内容かなと。

貧乏で存続が難しくなっている地方や田舎に対して、金儲けのために受け入れたゴミ処理場。現代では原子力発電所など。

そこが犯罪の温床となり、またヤクザなど裏で生活する者たちの良いシノギの場所になってしまう。
そこに住み生活している村民のことよりも、金儲けが先走ってしまった結果だ。

自分の運命に抗おうとする青年。
しかし、その運命は根深く残り、村の嫌われ者として生活をしている。

そんな彼をいじめる村民たち。
同調圧力があり、孤立してしまう青年と家族。なぜ悪いことをしているものに異を唱えず、弱いものいじめばかりしてしまうのか。村文化悪いところを凝縮しているし、村に限らず都心の社会でもこういったことは往々にして起こっていそう。

期待値を下回ったので点数は低いですが、見方によっては考えさせられる内容なので一度は観てもいいかも。
田舎出身の自分としては思うところがありますね。

閉鎖的な社会での人間関係ほど難しいものはない。それが執着になり多様性を縛ることになるから。

冒頭に戻りますが、胸糞悪い作品であることは間違いないですね。
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