カナノシ

ジャイアントベビー /ミクロキッズ2のカナノシのレビュー・感想・評価

3.8
画期的な物体縮小装置を発明してしまったが故に、うっかり子供達をミクロな大冒険へ巻き込んでしまったウェイン。しかしその功績は確かなもので、今や大手の研究所勤め。あの小さな大騒動から3年、今は物体「拡大」装置の発明に躍起になっていた。
研究に行き詰まる中、末っ子の2歳になるアダムの世話をしていると、あるアイデアが閃いた。
居ても立っても居られないウェインは、アダムを連れて研究所へ。
そこで自らのアイデアを試そうとするが……な話!

懲りないウェイン、今度は赤ちゃんを巨大化させてしまうでござるの巻!
無邪気な幼児に物理的に振り回される家族のハートフルSFコメディ。

前回とはジャンルが変わって、アドベンチャーからパニックものなコメディへ。
サイズは大きくなったものの、スケールは何故か小さくなった感じ。前作のアガるポイントだった登場人物達の成長があまり感じられなかった、そこが少し残念。
あくまで「赤ちゃんが大きくなったら、それこそホントに怪獣だよね」ってコンセプトと、悪気のない暴れん坊ぶりが憎めないコメディという設定に終始している感じ。
確かに笑えるし、笑えないおかしみも多々あるのだがワクワク感は控えめ。

面白い、けれどちょっと惜しい感じの一本でした。見た目は大きいけれど、意外と物足りないスーパーBIGチョコ的な映画でした。
カナノシ

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