Itsuki

ウエスト・サイド物語のItsukiのレビュー・感想・評価

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)
3.7
ニューヨーク・ウエストサイド。ポーランド系アメリカ人の少年らにより構成されるヤンチャ集団・ジェット団と、プエルトリコ系からなるシャーク団は日々縄張り争いに明け暮れていた。
ジェット団は多くが移民から構成されるシャーク団をよく思わず、ナワバリ争いに決着をつけようと彼らが現れるであろうダンスパーティーへ決闘を申し込む為に出向く。
ジェット団のリーダー・リフは、兄貴分で元リーダーのトニーをパーティーへ誘う。トニーはパーティーで出会った美しい女性マリアに一目惚れをしてしまう。
しかし、その女性はシャーク団のリーダー、ベルナルドの妹マリアだった...
急激に愛を深める2人だったが、立ちはだかる壁は大きく、困難な道のりだった...



スピルバーグ版の完成披露試写会が当選したということで、満を辞して鑑賞!
いやー!素晴らしかった!
アカデミー10冠は伊達じゃない!

シェイクスピアの四大悲劇『ロミオとジュリエット』をベースにし、新たに舞台を1950年代のニューヨークに置き換えているそう。
ロミジュリがどんなストーリーか知っていれば、本作の結末を大体想像できてしまいますが、ぜひ知っている方も知らない方も、先入観なく観て欲しい。

謎の線の羅列が画面いっぱいに広がるオーバチュア。意味がわかった時は肘を打つほど美しいオープニング。
それ以降も音楽、ダンスは美しく、同時に力強かった!!

本作は特にミュージカル映画の中でも、ダンスが多くて印象的。映画を観ているという感覚よりミュージカルショーそのもので臨場感も楽しめました!

劇中の楽曲もハズレなしの名曲揃いでデイモンド達シャーク団がアメリカで暮らす移民の苦しさを歌う「America」、トニーとマリアが愛を歌う「Tonight」は特にお気に入りです!
Itsuki

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