こーた

ファンタスティック・プラネットのこーたのレビュー・感想・評価

4.1
逃げ回る親子、母親が大きな手に摘まれて殺され、赤ん坊は巨人に拐われる。
巨人ドラーグ族が支配する惑星では人類がペットの様に扱われる。主人公はこの赤ん坊で、文明が進んでいる巨人族の知識を吸収しながら育っていく。大きくなると彼は脱走し、野生の人間コミュニティに入る。しかしコミュニティは原始的で人間同士の争いがあり、大きな世界も小さな世界も大して変わらない。やがて増えすぎた人間を駆逐せんと人間狩りがはじまり、蟻のように人類は虐殺されていく。なんとか逃げ延びた主人公は巨人族の技術を転用し、彼らがいない野生惑星への脱出を図る…。

シュルレアリスム、この作品ではじめて知ったけども奇妙な組み合わせが風刺的且つ創造的なビジュアルで好き。カルト的な人気を博すのも分かるなあ。24コマどころか1コマなシーンも多く、この時代の海外アニメーションが感じられたのもよかった。
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